ちょっと遅めの夏休み

9月も10日を過ぎて「夏休み」と言うにはちょっと遅いですが、カミサンの夏季休暇が取れたので先々週の平日に家族3人で3泊4日の旅行に出かけてきました。

向かった先は長野、岐阜方面。

1日目
ちょっと早起きして午前7時頃に快晴の自宅を出発。最近よく使う高尾山I.Cから高速に乗り西へ、西へ。
長野に入ったころから雲行きが怪しくなり、諏訪を過ぎたあたりからポツポツ。
「4日の旅程だから1日ぐらいはお天気悪くても仕方ないか」
などと思いつつクルマを進め、伊那I.Cで中央高速に別れを告げてさらに西へ進みます。
そう、初日に向かう先は木曽路。
本当は塩尻から中山道に入って行くのが正しいのでしょうが、最初の目的地「奈良井宿」にむかうにはこちらから権兵衛トンネルを抜けて行った方が早いので今回は伊那谷からのルートを選択しました。雨の中、峠道を進んで権兵衛トンネルを抜けてみると、そこは曇り。やっぱりスーパー晴れ男のツコ様。道中では雨模様でも目的地に近付けば雨も晴れ男パワーの前に退散です。
ほどなく奈良井宿に到着した頃には薄日も差すまでに天気も回復して、いよいよ宿場町散策開始です。
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さすがはかつて奈良井千軒と呼ばれ木曽で最も賑わった宿場町です。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された町並みは、お見事。さっそく木曽路を満喫させていただきました。
ここで名物の五平餅や絶品のお団子を頂きながら小一時間ほど江戸時代の宿場町を堪能。
場所を木曽福島に移して老舗の蕎麦屋で昼食をとった後に向かったのは本日2か所目の宿場町「妻籠宿」です。
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ここは規模からいえば奈良井宿やお隣の馬篭宿には及びませんが、なかなかどうして趣のある街並みです。無造作なアスファルト舗装がちょっと残念ですが
「木曽路は全て山の中である」
を強く感じさせてくれる宿場町です。
ここから馬篭峠を越えて向かったのは、恐らく木曽路の数ある宿場町の中でも最も有名な「馬篭宿」です。
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文豪・島崎藤村生誕の地としても知られる馬篭宿。山深い木曽谷を抜けて展望が開ける地に立地するこの宿場町は眺望も良好で、他の宿場町の雰囲気とは一線を画す明るさがありつつ街道筋の石畳なども整備されていてイイ感じです。が、ちょっと観光地化され過ぎている感もあり、私的には奈良井や妻籠のような雰囲気の方が好みだったりもします。といっても石畳の坂道とその両側の宿場町の風景はやはり一見の価値アリですね。
初日の観光はここまで。
馬篭宿から今宵の宿まで1時間ほどの飛騨路の山里ドライブを楽しみながら走ると、いよいよ日本三名泉に数えられる飛騨の名湯・下呂温泉に到着。ここで初日の旅の疲れを癒します。
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2日目
この日は下呂温泉から世界文化遺産を目指します。
8時半頃に下呂温泉を出発。飛騨高山まで国道41号を北上、高山清見道路を経由して東海北陸自動車道に乗り五箇山I.Cを目指すルートを走ります。
ところでこの東海北陸自動車道、私は今回の旅を計画するまでこの高速の存在を知りませんでした。愛知の名神高速一宮JCTから岐阜の美濃、郡上、白川郷を抜け富山で北陸自動車道に繋がる高速道路なのですが、私が利用した高山清見I.Cから五箇山I.Cまでの区間はスゴイの一言に尽きます。何がスゴイってこの区間距離にしておおよそ40Kmほどですが、そのほぼすべてがトンネルなんです。高速に入るとトンネル、橋、トンネル、橋の連続で一番長い飛騨トンネルに至っては何と全長10,710m。日本のトンネル掘削・土木技術の高さにはただただ脱帽するばかりです。そんなことを思いながら五箇山I.Cを降りて、庄川沿いをしばらく走ったところが最初の目的地、五箇山相倉集落です。
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秋篠宮様が宿泊したこともあるというこの集落ですが、白川郷や高速からちょっと離れていることもあってか素朴で飾り気のない雰囲気を多分に残していて、一昔前の山村集落を味わうには一番の合掌集落ではないでしょうか。ちなみに、ここで食べた五箇山豆腐の冷奴と天婦羅、最高に美味しかったです。
続いて向かった先は、先ほどの道を引き返して五箇山I.Cのほど近くにある五箇山菅沼集落です。
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ここは恐らく五箇山の代表的な合掌集落で、集落を一望できる高台に駐車場があるので眺めは最高。しかも駐車場から集落へは坂道を登り下りするのではなく、エレベーター完備というありがたい施設まで備わっています。合掌造りの建物自体も相倉集落のそれらよりも大きいものが多いようですね。
ただしここの観光は時間的制約から高台からの眺望のみで、集落に足を運べませんでした。残念。
続いて向かったのはこの日のメイン、白川郷です。
ココに関しては多くを語る必要は無いですよね。さすがに集落の規模も五箇山の集落とは全然違うし、観光客の数も平日にもかかわらずケタが違う感じです。外国人観光客(特に欧米系の人たち)もかなりの数が訪れているようでしたし。
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この写真は白川郷を一望できる展望台からのものですが、日本の里山の原風景を彷彿とさせるこの景観は圧巻の一言に尽きます。今回は稲穂が頭をもたれ始める初秋の風景ですが、紅葉、雪景色、新緑、田植えの時期と様々な違った美しい情景を見せてくれるのだろうと容易に想像することが出来ます。もし再訪の機会があるのならばやはり雪景色のライトアップは見てみたいですね。
そうそう、ココ白川郷であと一つ感じたことですが、記念写真を撮る時に
「あの人変なポーズとってるな」
とか
「そのポーズはやり過ぎだろう」
ていう人々に幾度となく出会いましたが、そのほとんどはアジア系の方々。旅先では皆さんタガが外れるのか、それとも日本人はシャイだからあんな感じで記念写真撮らないのか…
まあ、そんなところにもお国柄ってでるんですかね?
そんなこんなで日本の原風景を満喫して時間的にはまだちょっと早いですが今宵の宿へ。
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2泊目の宿泊地は飛騨高山です。
午後4時過ぎには宿に到着。荷物を置いて一休みしたら、さっそく明日の朝市の予習も兼ねて古い町並み散策へ出発。
城下町、天領として発展した古い街並みを残す飛騨高山は、ブラリと散策するのが一番。さすがにツコ様は抱っこ中心でしたが、
「飛騨の小京都」
とも称される街並みは、合掌集落とはまた違った趣を漂わせている心和む情景でした。
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小一時間ほどの散策を楽しんだ後、宿に戻りお楽しみの
「かかさま料理」
を満喫。その後温泉でひと風呂浴びれば後は寝るだけ。

3日目
朝食もそこそこに飛騨高山名物の朝市に出発です。
飛騨高山では陣屋前と宮川の2か所で毎日朝市が開催されていますが、向かった先は宮川朝市。名前の通り街中を流れる宮川沿いで開かれている朝市で、地元の特産品を中心に様々な物が売られています。もしこの日にこの後そのまま帰路に就くのであれば、新鮮そのものの朝採れ地場野菜なんかを買って行きたいところですが、あと1泊するのでそういうわけにもいかずちょっと残念。でも何かないか探していたら、ありました。地元のおばちゃん手作りの朴葉味噌。
「買わないでいいから味見してみな」
の言葉に誘われ、気づいて見れば朴葉と味噌を購入です。
ちなみにコレ、帰ってきてから何度か食べていますが、旨し!フライパンの上に朴葉を乗せてその上に味噌と刻んだネギを乗せて炙りますが、じゅくじゅくと味噌が朴葉の上で焼けてくると何とも香ばしい香り。これをご飯に乗せて食べればもう最高です。まさに日本を代表する飯の友ですね、朴葉味噌は。
朴葉味噌やお土産関係を購入した後は、再び古い町並みを散策しつつ飛騨牛のたたき握り寿司や飛騨牛串焼きなんかをつまんで飛騨の小京都を満喫して、11時過ぎに飛騨高山を出発しました。
ここまでは日本の伝統的な文化財を楽しんできましたが、ここからは日本を代表する山岳地帯を満喫です。ということで向かった先はほおのき平スキー場のバスターミナル。ここからバスに乗り換えて、乗鞍岳の畳平に向かいます。畳平までは一昔前までは乗鞍スカイラインを通ってマイカーで行くことができたのですが、現在では自然保護の観点から上高地同様マイカー規制がしかれ、バスかタクシーもしくは自転車(これはムリ)でなければ通行できないのでバスを選択。
標高おおよそ1200Mのほおのき平スキー場から2702Mの畳平へと1時間ほどのダイナミックな山岳道路のバスツアーです。ゆっくりとしたペースで乗鞍スカイラインを登って行くと先ほどまで見上げていたスキー場の周りの山々がいつのまにか眼下に見られるようになり、その山並みの奥には槍・穂高連峰が姿を現してきます。しかしながらこの日は山頂付近は雲の中でちょっと残念。3000メートル級の山々が雲の中ということは、同じく3000メートル級の乗鞍も…。期待していた畳平手前の雲上ドライブは悲しいかな雲中ドライブ、でそのまま畳平に到着。景色はと言うと
「真っ白シロしろ…」
でしたが、しばらくすると雲が動き始め乗鞍の山並みが眼前に姿を現してくれました。遠くまで一望の大パノラマとは行きませんでしたが、午後2時過ぎに山に登って少しでも景色を楽しめたのだから、まあ良しというところでしょう。
それにしてもさすがは標高2702M。気温はなんと13℃です。こりゃ寒い、とばかりに私とカミサンは準備していた長袖のアウターをはおりましたが、なぜか一人だけこんな感じ。
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アウターを着せようとしたら
「イヤダッ!」
と完全拒否。飛騨高山で買った手焼きせんべいを片手に、一人半袖姿で猛ダッシュを楽しんでいました。将来の〇×!?に向けて早くも高地トレーニングを開始したようです…ネ。
オマエさん、寒くないのか???
ダッシュは得意なのですが、ちょっと山に登ってみて「ダッコ!」とおねだりされてはかなわないので、今回は登山ナシでバスターミナル周辺の散策を楽しみ1時間ほどの滞在で畳平を後にしました。
クルマを止めたほおのき平に戻り、旅程最後の宿を目指します。3泊目に選んだのは奥飛騨温泉郷。一番開けている平湯温泉ではなく、小ぢんまりとした宿が多い新平湯温泉の宿をチョイスしてみました。
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旅館というよりも民宿といった感じの宿ですが、地元の古民家風の宿に泊まりたかったので。しかしながらこの宿、露天風呂は最高です。全7室の宿とは思えない大きさで、しかも夜の天の川を眺めながらの露天はまさに至福のひと時。久々に満天の星空と流星を眺めることが出来て最高のリフレッシュタイムとなりました。

4日目
いよいよこの旅の最終日。
この日、最初に向かうのは新穂高ロープウェイです。
新平湯温泉郷からは栃尾温泉を右に曲がって蒲田川沿いを進めば20分ほどで、第2ロープウェイのしらかば平駅近くの錦平駐車場に到着です。平日の朝一番ということもあり、駅から一番近い駐車場にクルマを止めて、いざロープウェイ乗り場へ。
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するといきなりこんな景色がお出迎え。
これはいよいよ期待が高まります。この階段を上って駅構内に入ると焼きたてパンのいい匂いが。これは駅にある「アルプスのパン屋さん」の仕業です。そしてご丁寧なことに乗り場の入り口付近に机を出して見るからに美味しそうなパンを並べて売っているではありませんか。これにはやられました。山頂駅の展望台で北アルプスを眺めながら食べたら美味しいだろうなんてことは容易に想像すること出来ますよね。ということで購入…。
さ、改めてロープウェイ乗り場へ向かい、2階建てロープウェイの2階に乗り込みいよいよ出発。おおよそ7分で標高2156mの西穂高口駅に到着です。早速駅屋上の展望台に向かうと、噂にたがわぬ雄大な北アルプスの大パノラマが広がっていました。
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目の前には笠ヶ岳の雄大な姿、右の方に転ずると槍ヶ岳、南岳といった3000m級の峰々、背後には西穂高岳から焼岳、さらには乗鞍岳までが一望のもとに見渡せます。唯一残念だったのは一番見たかった槍ヶ岳の山頂部分だけが雲を被っていて見えなかったことぐらいでしょうか。まあこれは、近い?遠い?将来、アルプス銀座トレッキングまでとっておくことにしましょう。
この景色を十分に堪能し後、建物内の休憩室に降りて、窓越しに西穂高岳を眺めながら先ほど買ったパンをいただきました。ツコ様、じつはコレが楽しみだったらしくパクパク食べる食べる。ついでに私の食べていたソフトクリームのコーンまでパリパリ。2歳の子はやっぱりまだまだ花より団子ですね。
この日ものっけから最高の景色を味わい、次の、そして、この旅最後の目的地へ向かいます。
錦平駐車場から平湯方面に戻り、あかんだな駐車場へ。ここにクルマを止めてバスに乗り込めば、目的地は上高地。何度訪れてもまた来たいと思わせてくれるところです。
安房トンネルを抜けて中ノ湯から左に折れて釜トンネルを過ぎてしばらく進むと大正池と穂高連峰が眼前に姿を現します。この光景は何度見てもテンション上がりますね。そして上高地帝国ホテル前を通過して終点のバスターミナルに到着。
ここからはツコ様は初めての、私は3度目の上高地散策です。
といってもそんなに色々な所へは行けないので、今回は河童橋周辺でゆったりまったり。
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まずはこの景色を堪能です。
夏の上高地は初めてだったのですが、やはり梓川の水量もかなり少ないんですね。山肌にも残雪はほとんど残っていません。やはり前回訪れた6月初旬のほうが残雪の穂高と水量豊富な梓川が美しかったですね。それでも澄んだ空気の中、目の前にそびえ立つ3000m級の穂高連峰は迫力満点です。
そしてお昼ご飯。今回は河童橋の袂にあるホテル白樺荘のカフェテリアでいただきました。ツコ様は上高地コロッケ、私は山賊バーガーです。この旅では食事は和食系のメニュー中心だったので、久々のジャンキーなお食事が美味しい美味しい。
食後、ツコ様は腹ごなしに河童橋脇のスロープと階段を堪能。
やっぱり上高地でもコレかい。。。
もちろん田代沼や大正池、明神池まで歩くのはまだ無理なので近くにあるビジターセンターに行ってみたり、河童橋近くのベンチでゆっくりしてみたり、ノンビリと3時間ほど上高地を堪能しました。
いよいよ帰る間際に焼岳を眺めると
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背後には夏の終わりの入道雲。
この日の午後、岐阜や長野の各所で夕立があったみたいです。
私たちの旅はスーパー晴れ男ツコ様のおかげで、夕立に遭うことも無く木曽路から飛騨路を堪能することが出来ました。そして、また訪れたいと思いつつ帰途に。渋滞に巻き込まれることも無く4時間ほどで無事我が家へと帰りつきました。

さて、来年の夏休みは何処へ行こうかな?

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by HandDphoto | 2012-09-28 00:33 |


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